HANARART こあ

公式現代アート展
展示会場となる町家・町並み独自の歴史や文化と向き合い、その場所性や現代性を追求した現代アート展。

本年度の奈良・町家の芸術祭 HANARART 2013 では、
『HANARART こあ』 は1地域のみ(郡山城下町エリア)で開催します。


公募により選ばれたキュレーターが、アーティストや地域住民とともに、「場」の歴史・文化と向き合いながら新しい感覚/手法で独自の展覧会を作り上げていきます。今回は、郡山城下町エリア内の3つのゾーンが会場となり、3組のキュレーターがそれぞれのゾーンを担当して現代アート展を開催します。

キュレーターとは?
1つのテーマのもと作家や作品をコーディネートし、各会場での展覧会を統括する指揮者、責任者。


キュレーター : 堺町ゾーン(浅井邸酒蔵・浅井ガレージ・堺町の家)




奥中 章人
おくなか あきひと(b.1981)

アーティスト
AO Institute of Arts 代表 http://aoioa.weebly.com/
奥中 章人 プロフィール
京都生まれ、'04静岡大学・教育学部卒業、元・美術館や福祉施設の体感系美術遊びのインストラクター。日本各地のアートプロジェクトに多数参加。取手アートプロジェクト’08が契機となり、韓国国立現代美術スタジオ、など国際美術事業に参入。人や物事、出来事の間に内在するダイナミズムや、関係性とその相互作用性の美学を探求。環境変化に反応するソフト・スカルプチュアを発表。本展にて初キュレーションに挑む。
2013 吹上ワンダーマップ ('12, '11同様) / 日置, 鹿児島
2012 はならぁと2012 / 御所, 奈良
2011 伝書鳩プロジェクト / 大阪市役所
2010 野村財団 / 芸術文化助成
昌原アジアアートフェスティバル / ササンアートホール, 韓国
2009 アジア太平洋 美術研究プログラム / 韓国国立現代美術館
2008 取手アートプロジェクト'08 / 入選 


キュレーションコンセプト
アイダカラダ  :   inter-world-body」

郡山城下町のもつ淑やかさ、やさしさ、切実さには、恋に似た愛しさと切なさを感じます。ここに、総勢17組のアーティストを引き連れ、人と人との関係性と身体性のダイナミズムを読み解き、現代アートの文脈で発信します。

(出展作家)[浅井邸酒蔵] Antenna、大西康明、Samuel André、 [浅井邸ガレージ] 吉原啓太、 [堺町の家] Daily、伊藤正人、大歳芽里、へんぐち・みぞべ、みなみりょうへい、水玉、高杉悦生、吉永ジェンダー、 [パフォーマンス]手塚夏子、Jerry Gordon、Yangjah、lio(√thumm)
[pa,ph,sc,in,per,mo,re,so]



キュレーター : 旧川本邸ゾーン (旧川本邸、旧瀬川邸、源九郎稲荷神社)




サラスヴァティ
(中田 洋子・松尾 寛・山中 崇寛)

「琵琶を手に、水辺に佇む女神」をモチーフとするアートユニット

サラスヴァティ プロフィール
中田 洋子 … 特定非営利活動法人エナジーフィールド常務理事/BIWAKOビエンナーレディレクター(次回は2014年秋開催)。フランス・サンジェルマンアンレイ市在住。
松尾 寛 … 文化財建造物の有効活用を目指すNPO・Ginseisha,Japan代表。和歌山市在住。
山中 崇寛 … フリーランスデザイナー。大阪市在住。

キュレーションコンセプト
回游城市  :  swinging journey」

まちなみをのびやかに泳ぎ、美しい作品のそばにたたずむ金魚たち。「水」と「美」を主題に大和郡山のまちをアクアリウムに見立てたキュレーションを展開します。奈良の秋にこうごうしく輝かせるのは、地域でもあり、アートでもあり、そして感受性を持つ私たちでもあるのです。

(出展作家)AWAYA、池原悠太、田中誠人、德常広明、西山武志、Art Unit HUST(臼木英之・遠山伸吾)、藤居典子
[pa,ph,in,mo,so,lig]


 


キュレーター :柳町商店街ゾーン (本家菊屋、大門湯、玉井時計店など)




銅金 裕司
どうがね ゆうじ (b.1957)

メディアアーティスト、生命と創発をテーマとする作品多数。

銅金 裕司 プロフィール
神戸市生まれ。兵庫県立兵庫高等学校卒業。海洋学を修めた後、園芸に転向し千葉大学大学院博士課程修了。東京芸術大学で10年、独自な観点で創発について講ずる。 脱領域的な試みに挑戦しつつ、メディアアートで美術館、ギャラリーなどで作品展示、ワークショップ多数。
学術博士 Ph.D(植物生理学、園芸学)、工学修士(海洋学)
京都造形芸術大学教授 
東京芸術大学先端芸術表現学科非常勤講師

キュレーションコンセプト
金魚ルネサンス’13  :  goldfish renaissance」

大和郡山金魚研究所(仮称)を構想し、様々な研究を行います。金魚の民俗学、人類学、心理学、言語学、ビジネスモデル、コミュニケーション学、進化学、遺伝学、物理学、複雑系科学などを現代アートとして表現します。

(出展作家)中村恭子、郡司ぺギョ キンギョ 油キョ、伊山由香、小西美帆、伊子未花子、宮原野乃実、桃田有加里、佐薙真由、島本彩、西山文愛、西嶋みゆき、JyuneticA、矢城葉子、Hidekazu Wakabayashi、梶原優南、前端紗季、橋本優香子、藤本絢子、大和美緒、阿部のえる、藤本あゆみ、七角郁衣、岡瀬ゆかり、大崎園望、小中寛顕、銅金裕司
[pa,ph,sc,in,per,mo,so]